【Web初心者】IPアドレスとポート番号の関係

本記事では、IPアドレスの種類とポート番号の関係についてそれぞれ説明していきます。

IPアドレスとは

インターネット上に接続されている世界中のコンピュータを一意に識別するために割り振られる番号がIPアドレスです。

インターネットにおけるIPアドレスは世界中でたった一つだけのものであり、よく「住所」に例えられます。

コンピュータ1つ1つに割り振られた住所であるIPアドレスを指定することで、インターネット上で正確に相手先に接続したりデータを送ったりできるのです。

また、IPアドレスは用途や使用場所などにより大きく2つに分類されています。ここからはそれぞれについて説明していきます。

グローパルIPアドレス

上で説明した内容が当てはまるIPアドレスがグローバルIPアドレスです。

繰り返しになりますが、世界中でたった1つしか存在しないもので、グローバルIPアドレスを指定することによって目的のコンピュータとデータの送受信を行うことができます。

プライベートIPアドレス

ある一定の範囲内で一意になれば良いのがプライベートIPアドレスです。

例として、会社内で使用しているWi-Fiなどのネットワークに複数台のコンピュータを繋いでいる場合には、会社内のコンピュータ同士は異なるプライベートIPアドレスを割り当てなければいけません。

しかし、そのプライベートIPアドレスは隣の会社が隣の会社内のネットワークに繋がっているコンピュータのプライベートIPアドレスと全く同じでも問題がありません。

なぜなら、会社内のWi-Fiなどを利用している場合、Wi-Fiを飛ばしているルーターがグローバルIPアドレスを持っていて、そのルーターを経由してインターネットに接続するためです。

ポート番号とは

コンピュータが提供するサービスを指定する際に用いられるのがポート番号です。

コンピュータは、Webサービスやメールなどのアプリケーションを含め様々なサービスを提供しており、ポート番号はそのサービス1つ1つを識別する番号のようなものです。

コンピュータをマンションに例えると、各サービスに割り当てられるポート番号はマンション内での部屋番号に例えることができます。

ポート番号は、一般的に「0~65535」までの数字で表され、範囲によって用途が決められている場合が多いです。

HTTPを利用するWebサーバーであれば80番が割り振られるなど、ポート番号が決まっておりますが、アプリケーションによっては、使用するポート番号を独自に決定することもできます。

IPアドレスとポート番号

IPアドレスとポート番号は、ここまでで説明してきたようにそれぞれがインターネットの利用、アプリケーションの利用において役割を持っており、相互に密接な関係を持っています。

コンピュータをマンションに例えると、IPアドレスがマンションの住所を、ポート番号がマンション内での部屋番号を指しているというイメージを持っていればざっくりとそれぞれの役割を覚えておけると思います。

その他、Webに関する記事を書いておりますので是非読んでいってください。