【Swift基礎】Xcode開発環境の構築

本記事ではXcodeを利用してSwiftでの開発環境を構築、プロジェクト作成までの流れを解説していきます。

XcodeとSwiftを用いてiosアプリを開発する際には基本的にはWindowsではなくMacが必要となる点にご注意ください。

Xcodeとは

Xcodeは、AppleがAppストアにて提供している開発ツールです。iphoneをはじめとして、ipadやmac,apple watch向けのアプリケーションの開発を行うことができる統合開発環境です。

開発言語としては、SwiftやObjective-Cが使用できることで有名ですが、JavaやC言語でのアプリケーション開発にも利用できます。

iphone向けのiosアプリを開発する際には必須のアプリケーションとなっております。

Xcodeインストール

まずは開発環境となるXcodeをApp storeからインストールしていきます。

インストール後にアプリケーションを開いて、以下のような「Welcome to Xcode」の文字が表示されている画面が出現したら無事完了です。

次は早速projectの作成画面に移動するため、赤枠内の「Create a new Xcode Project」をクリックして次の画面に進みましょう。

基本的には1つのアプリケーションを作成する際には1つのプロジェクトを作成する必要があります。

プロジェクトの作成

ここからプロジェクトを作成していきます。

テンプレートの選択

今回は簡易的なアプリケーションを作成することを想定しているため「App」を選択して「Next」に進んでいきます。これは単純に1ページから構成されるアプリケーションや複数ページのアプリケーションを作成する際に利用される最もスタンダードなテンプレートです。

プロジェクトの基本情報設定

ここでは、プロジェクト名や開発者名などの初期設定を入力していきます。

各項目の設定内容について順に説明していきます。

Product name

製品名という名前の通り、作成するプロジェクトの名前です。今回は最初のプロジェクトということでFirstSampleと入力しています。

Team

登録済みのAppleIDを使用します。1人ではなく複数人のチームで開発を行う際にプロジェクトをシェアするために利用します。今回は使用しませんので、そのままで大丈夫です。

Organization Identifer

開発者名です。開発を実際に行なっていく人の名前など、好きな名前を入力してください。

Interface

プルダウンの選択肢になっており、SwiftUIとStoryboardの2種類があります。

・SwiftUI
　UI(User Interface)の作成にSwiftのソースコードを使用しています。レイアウトを自動生成してくれたり、プレビュー機能が備わっているなど、便利な機能があります。こちらは2019年頃に登場した新しい開発手法です。

・Storyboard
　UIを作成する際に直感的に各パーツを配置していくことができます。レイアウトなどはそれぞれ手動で設定し、テストをする際にはシュミレータを起動することで実機と同じような環境で挙動を確認することが可能です。ライブラリなどは非常に豊富ですが、古い開発手法になります。

今回はSwiftUIを使用してプロジェクトを作成していきます。

Language

プロジェクトで実際にアプリケーションを作成する際に使用するプログラミング言語を選択します。今回はSwiftを選択します。

開発画面

プロジェクトの基本情報を入力後、プロジェクトの保存先の選択画面が表示されます。プロジェクトは任意の場所に保存してください。保存が完了すると開発画面に到着します。

以下のような画面が表示されたら、無事プロジェクトの作成が完了し、ここから開発に着手できます。

別の記事でSwiftの基本的文法やSwiftUIの使い方についての記事も作成していきますので、ぜひご覧ください。